馬場元子監修

リングで出会った男たち
アンドレ・ザ・ジャイアント

(1990年)4月13日には東京ドームで、全日本、新日本、WWF3団体共催の『日米レスリング・サミット』を開催した。WWFは前年から日本進出を計画しており、両団体に協力を要請して来たのだが、私は坂口と協議の結果、興行の主導権は全日本プロレスが握ることにした。WWFが単独で侵攻するのは無理だということを思い知らせてやりたかったからだ。

 WWFビンス・マクマホン・ジュニア代表がリング上で挨拶した時、客席からブーイングが起こり、彼も日本のファンにあまり歓迎されていないことはわかったようだった。

 アンドレとは、日本で同じリングに上がるのは初めてで、私より身長の高いレスラーと組むのも初めてだったが、気持よく戦え、アンドレも、そしてファンも喜んでくれた。聞けば、アンドレとWWFの契約は切れているという。

 私が、「それなら全日本プロレスに来ないか」と誘うと、アンドレは、「ババと組むのは楽しい。いま決まっているスケジュールを消化したら、ぜひ呼んでくれ」と快諾してくれた。

『王道十六文』より